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2026.10.26 コラム

【たるみ治療は層で考える】種類が多いたるみ治療の選び方を医師が解説

美容医療の進歩に伴い、メスを入れない「切らないたるみ治療」の選択肢は広がり続けています。一方で、HIFUやRF、注入治療などメニューの多様化が進み、「自分にはどの治療が最適なのか」と判断に迷われる患者さまも少なくありません。たるみ治療の迷路に陥らないためには、まずはご自身のたるみが「どの層」に原因があるかを知ることが大切です。

このコラムでは、切らないたるみ治療で迷わないために、知っておくべき知識を整理し、当院の層を意識した治療の概要について解説します。

たるみ治療選びに迷ってしまう主な理由

たるみ治療選びに迷ってしまう主な理由

SNSや口コミによる情報過多

「SNSで人気の施術だから」「口コミで高評価だった」このような情報が、骨格も脂肪の付き方も異なるご自身にそのまま当てはまるとは限りません。万人に共通するたるみの治療法は存在せず、一人ひとりの状態に合わせたアプローチが重要です。

次々と登場する新しい機器や施術名

「オールタイト」や「セリニュー」といった新しいデバイスをはじめ、各種注入剤、多種多様な糸リフトに至るまで、市場には次々と新しいたるみ治療が登場しています。しかし、それぞれの施術が「どの層(レイヤー)に作用し、どのような仕組みで効果を出すのか」という違いは、専門知識がないと判断が難しいといえるでしょう。

自己判断によるミスマッチの危険性

「SNSで話題になっているから」「インフルエンサーが受けているから」と自己判断でたるみ治療を選んでしまうと、思わぬ失敗につながる恐れがあります。選択を誤った治療は理想の仕上がりから遠ざかるばかりか、頬コケや引きつれなど逆効果になるリスクがあるため注意が必要です。

「層」で考えるのがたるみ治療の正解

顔の組織は皮膚から骨まで「複数の層(レイヤー)」で構成されており、たるみは特定の層だけでなく複数の層の衰えが複合して起こります。

そのため、根本的な改善を図るためには「どの層(レイヤー)にたるみの原因があるか」を正しく見極める診断が不可欠です。当院では「レイヤークリニック」という名の通り、お悩みの原因となる層に合わせたコンビネーション治療にこだわっています。

【層別】たるみの治療方法

【層別】たるみ治療の種類とアプローチ方

第1層のたるみの原因と相性の良い施術

第1層(皮膚)のたるみの原因と相性の良い施術

皮膚のたるみは、紫外線ダメージや加齢に伴うバリア機能の低下、そしてコラーゲンやエラスチンの減少・変性が主な原因です。弾力が失われることで、表面には小ジワやたるみ毛穴のほか、ハリ不足による”もたつき”が現れます。

相性の良い施術

第1層である皮膚のたるみ改善には、RF(高周波)や注入治療により、衰えた組織へ直接働きかけるアプローチが適しています。オールタイトやセリニューなどのRFデバイスは、熱エネルギーでコラーゲンの収縮と生成を促し、緩んだ皮膚を引きしめます。

また、肌育注射やルミダームは真皮の肌細胞の修復力を高め、弾力を内側から補います。スキンボトックスは皮膚表面をキュッと引き締めることで、小ジワやもたつきを根本から整える注入治療です。

当院の該当施術

オールタイト
(40.68MHz高周波)
真皮層〜SMASへRFの熱を照射することで、加齢で緩んだコラーゲン線維を即時的に熱収縮させる照射機器です。さらに熱刺激によって新たなコラーゲンが生み出され、皮膚の厚みと張力(ピンと張る力)を改善へと導きます。皮膚表面のたるみやもたつきをアイロンがけのように引きしめるたるみ治療です。
セリニュー
(40.68MHz高周波)
皮膚の浅い層から皮下脂肪層にかけて均一な熱エネルギーを加えることで、衰え緩んだ組織を強力に引きしめます。同時にコラーゲンやエラスチンの生成を促して肌の弾力を底上げし、下垂し始めた皮膚たるみを改善します。
肌育注射たるみの根本原因である「真皮層の菲薄化(皮膚が薄くなること)」に対し、ポリヌクレオチドや必須アミノ酸などを直接注入します。細胞外マトリックスを再構築して肌自らのコラーゲン生成能力を高め、内側からパンッと押し返すような肌弾力を生み出すことで、ハリ低下を防ぎます。
ルミダームルミダームは、高密度の超音波の微細な振動を肌に与えることで、肌細胞の修復力やバリア機能を底上げする美肌治療機器です。コラーゲンを分解する酵素(MMP)の過剰な働きを抑えつつ、熱ショックタンパク質(HSP)を活性化させることで、肌のバリア機能の修復や水分保持力を高めます。
スキンボトックス皮膚の浅い層に低濃度のボトックスを細かく注入し、皮膚表面の立毛筋に働きかけます。表情に影響を与えることなく、皮膚そのものをキュッと引き締める作用により、たるみ毛穴を改善します。

第2層のたるみの原因と相性の良い施術

第2層(皮下脂肪層)のたるみの原因と相性の良い施術

皮下脂肪層のたるみは、加齢や重力の影響により脂肪が本来の位置から下垂することが主な原因です。さらに、脂肪を支えるリガメント(支持靭帯)が緩むことで、口横のポニョ(ジョールファット)や、ほうれい線の上にのしかかるメーラーファットの下垂など、局所的なもたつきが顕著になります。この層には、余分な脂肪を減らす施術や、脂肪を固定・再配置する糸リフトなどのアプローチが適しています。

相性の良い施術

第2層である皮下脂肪層のたるみには、たるみの原因となる余分な脂肪自体を減少させる脂肪溶解注射などのアプローチが有効です。さらに、下垂した脂肪を物理的に元の位置へと引き上げて固定する糸リフトや、脂肪組織やSMAS層をギュッと引きしめるHIFUなどの照射治療を組み合わせることで、すっきりとした輪郭へ導きます。

当院の該当施術

スレッド治療重力で下垂した皮下脂肪に対し、コグ(突起)のついた糸を引っ掛け、物理的に元の位置へ引き上げ(再配置)する糸リフト。緩んで下垂し始めた皮下脂肪層に極細の短い糸を挿入し、脂肪組織を引きしめるショートスレッド。2タイプの糸を、たるみの症状に合わせて使い分けます。
セリニュー(RF)6.78MHzの高周波を効率的に連続照射し、熱だまりを作る美肌・タイトニング機器です。真皮層や皮下組織浅層の線維芽細胞を刺激してコラーゲン増生を促し、肌表面の痛みを抑えながら皮膚の緩みを引き締め、内側から弾むようなハリとキメをもたらします。
デュオタイト(HIFU)超音波の熱エネルギーを狙った層へ焦点照射し、熱凝固によって脂肪組織を直接引きしめます。脂肪層内に張り巡らされた線維隔壁(コラーゲンの網目)が熱収縮することで、脂肪のボリュームを減少させます。また、筋膜の緩みを縮めることでフェイスラインをシャープに整えます。
脂肪溶解注射たるみの原因となっている局所的な過剰脂肪(口横のポニョやフェイスラインなど)に有効成分を注入し、脂肪細胞そのものを破壊・排出させます。物理的なボリュームを減らすことでたるみの進行を防ぎ、他の引き上げ・引きしめ治療の効果を最大化させます。

第3層のたるみの原因と相性の良い施術

第3層(SMAS・表情筋層)のたるみの原因と相性の良い施術

第3層であるSMASは広頚筋とつながっており、顔を下へ引っ張る下制筋(広頚筋や口角下制筋)の過度な緊張は、ブルドッグラインや顔全体の下垂を引き起こします。

第3層には、筋膜層へ熱を届けて引き締めるHIFUや、下制筋の力を緩めるボトックスといったアプローチが適しています。

相性の良い施術

HIFUにより筋膜へ熱エネルギーを届けることで、組織を熱凝固させて引きしめや引き上げをおこなうことが可能です。さらに、皮膚を下方に引っ張る筋肉の過緊張をボトックスで和らげ、上向きに引き上げる力を優位に整えることで、顔全体のたるみを効率よく改善できます。

当院の該当施術

デュオタイト(HIFU)高密度焦点式超音波を筋膜へ点状に照射し、熱凝固作用によって筋膜をダイレクトに収縮させます。緩んだシート状の筋膜を縮めることで、顔全体の下垂を根本からリフトアップします。
ボトックス注射広頚筋や口角下制筋など、顔を下方へ引っ張る筋肉に注入します。下向きに引っ張る力を緩めることで、相対的に引き上げる筋肉の働きが優位になり、たるみを予防・改善します。

第4層のたるみの原因と相性の良い施術

第4層(深部脂肪層)のたるみの原因と相性の良い施術

深部脂肪層のたるみは、加齢に伴い、顔の深部にある脂肪が萎縮・減少することが主な原因です。脂肪による支えが失われることで、皮膚や浅層脂肪が余り、雪崩のように下垂してこめかみが痩せたり、頬がコケたりします。この層には、減少したボリュームを自然に補い、底上げをおこなうヒアルロン酸注入などの施術が適しています。

相性の良い施術

当院では深部脂肪を原因とするたるみには、ヒアルロン酸注入を推奨します。ヒアルロン酸注入とは、加齢によりボリュームロスが生じた深部脂肪層へ、適度な硬さとリフト力を持つ製剤を補填する治療です。

ヘタってしまったクッションの中綿を詰め直すように、減少した深部のボリュームを内側から押し戻します。立体感を再構築することで、たるみや深い溝が改善するため、根本から若々しい印象へと仕上がります。

当院の該当施術

ヒアルロン酸注入ボリュームロスが起きた深部脂肪層に、適度な弾力とリフト力を持つ架橋ヒアルロン酸を注入します。失われた組織を補い、内側から組織を持ち上げることで、下垂によるたるみを改善します。

第5層のたるみの原因と相性の良い施術

第5層(骨)のたるみの原因と相性の良い施術

骨が原因のたるみは、加齢や女性ホルモンの低下に伴い、顔面骨の骨吸収(骨の萎縮)が進行することが根本的な原因です。眼窩の拡大や顎骨の縮小、こめかみの凹みによって顔全体の土台が縮んでしまいます。

この層の改善には、萎縮した骨上にヒアルロン酸で補強する施術が必要です。ヒアルロン酸で骨の土台を形成し、根本から構造を再構築することで、自然で若々しい顔印象へと仕上がります。

相性の良い施術

加齢で縮んだ骨の直上にヒアルロン酸を補填し、加齢で縮んだ部位の骨格を土台から補強・再構築する施術が選択肢となります。顔面骨に生じた凹みをヒアルロン酸で補うことで、骨格の縮小によって崩れた顔全体の構造を底から支え直します。基礎土台からのリフトアップと輪郭の再構築により、自然で若々しい顔立ちへと導きます。

当院の該当施術

ヒアルロン酸注入骨膜上に硬さのあるヒアルロン酸を注入し、萎縮した骨格を土台から補強・形成します。土台となる顔面骨のボリュームを復元することで、顔全体のたるみを根本からリフトアップします。

迷ったら大阪レイヤークリニックへ!
レイヤー治療で自分だけのたるみ治療を

迷ったら大阪レイヤークリニックへ!
レイヤー治療で自分だけのたるみ治療を

お顔のたるみは、皮膚から骨に及ぶ複合的な変化が重なって生じます。だからこそ、流行りの施術に流されるのではなく、自分のお顔に合った施術を選択することが大切です。

効果のあるたるみ治療は、臨床経験のある医師により「どの層(レイヤー)を原因とするたるみか」を的確に見極めることが大切です。当院では「どんな美容医療を受けるべきか分からない」というご相談も大歓迎です。一人ひとりのお顔立ちに合った最適な治療プランをご提案いたします。

当院独自の組み合わせ(コンバイン)プラン

お顔のたるみは複数の層(レイヤー)が複雑に絡み合って生じるため、1つの治療だけによる改善は困難です。そのため当院では、それぞれの層の特徴や弱点を補い合い、たるみの根本原因へ多角的に働きかける独自の「レイヤーコンバインプラン」をご提案しています。

レイヤーコンバインプラン
レイヤーコンバインプラン「オールタイト」等で第1〜2層(皮膚)のコラーゲンを育てながら、等で第4〜5層(深部脂肪・骨格)の土台を補強する、痩せ顔さんにも最適なレイヤープラン。

たるみ治療についてよくあるお悩み

Q. 糸リフトとショートスレッド、私に合うのはどっち?

A. 「どちらが合うか」は、改善したい悩みが「下垂した皮膚の引き上げ」なのか、それとも「脂肪層の緩み予防とタイトニング」なのかによって決まります。

糸リフトが向いている方重力で下垂した脂肪を物理的に引き上げたい方に適しています。コグのついた糸を皮下脂肪層にひっかけ、元の位置へと引き上げて再配置することで、シャープな輪郭を作り出します。
ショートスレッドが向いている方「肌のハリ感を出したい」「脂肪のもたつきを引きしめたい」という方に適しています。短い医療糸を挿入することで、組織を補強し、支えを作って引き締めます。

Q. HIFUを受けたら頬コケするって本当?

A. お顔の状態や当てる層(レイヤー)を見誤ってしまうと、頬がコケてしまうリスクはあります。

HIFUは熱の力で狙った層をキュッと引き締める施術です。ただ、元々お顔の脂肪が少ない方や深部の脂肪が減っている方に強く当てすぎると、残しておきたい脂肪まで縮んでコケ感が目立ってしまいます。大切なのは、部位ごとに照射深度やパワーを適切に調整することです。当院ではお顔の状態を丁寧に診察し、頬コケを防ぎながらしっかり引き上げます。

Q. 顔の脂肪が少ない痩せ型でも受けられるたるみ治療は?

A.ご安心ください。当院には痩せ型の方にも適した様々な施術のご用意があります。

脂肪よりも皮膚とSMASに多くの熱が入るRF(オールタイト)や肌育注射で皮膚のハリを高めたり、ヒアルロン酸注入で減ってしまった骨や深部脂肪の土台を補填するアプローチが効果的です。各レイヤーの状態を見極め、コケ感を回避しながら若々しい印象に導きます。

Q. HIFU・RFなど熱デバイス系のたるみ治療の違いがわからない

A.HIFU(超音波)とRF(高周波)の大きな違いは「狙う深さ」と「引き上げ」か「引き締め」かです。

HIFUは筋膜までの狙った層へ点状に熱を加え、深層からギュッと引き上げます。一方、RFは皮膚から皮下脂肪層へ面状に熱を届け、熱刺激による自己修復プロセスでコラーゲンを増やして皮膚をキュッと引き締めます。

深部からのたるみにはHIFU、表面の緩みやハリ感にはRFを選択するなど、皮膚層に応じたアプローチが大切です。また、適応に応じてHIFU×RFの同日施術をおこなうことで、より効果の高い仕上がりとなります。

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